Works活動実績

【石垣島Creative Laboレポート 】vol.4「世界に挑戦するクリエイティブ」by太刀川英輔さん

第4回目の石垣島クリエイティブラボ(1/27)のゲストスピーカーは、デザインファーム「NOSIGNER(ノザイナー)」代表で、経済産業省が主催するクールジャパン戦略のコンセプトディレクターなども務める太刀川英輔さん。

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太刀川さんはまず、参加者に「疑問に思っていること」について質問。参加者からは、「デザイナーとしての最初の一歩は何だったか」「本土と離島では規模が違うが、離島にいながらどのように発信していけばいいのかアプローチ法を知りたい」などの疑問が挙がり、これらを紐解くべくプレゼンがはじまりました。

 

プレゼン内容は、太刀川さん自身がこれまで培ってきた経験からピックアップした10の事例。「クリエイティブで島を盛り上げる」ためのヒントとしてお話しいただきました。

 

<太刀川さんが提示する10のキーワード>

1.やったことがあるかどうかは気にするな

2.プロのクオリティを持て

3.理想から逆算せよ

4.周囲は全て学べ

5.体験のシフト

6.似た状況を探せ

7.適切なチーム

8.問いを拡大せよ

9.我欲を超える大きな欲を持て

10.自分自身の中に相手を見つけること

太刀川さんにお話いただいたヒントの一部を紹介します。

 

プロのクオリティを持つには、まず上質を知ること

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まず、太刀川さんはデザインの仕事をするうえで、「プロのクオリティ」を知ることが大事であると指摘しました。

 

  • 事例「プロのクオリティを持て」

たとえば、同じ具材を使った八重山そばでさえ、私たちは『美味しい店』『そうでない店』が判断でき、ものすごい微差を比較できている。デザインの仕事でも、良いクリエイティブをたくさん見続け、自分が知る一番良いものよりさらに良いものを作ることができれば、仕事はちゃんと向こうからやってくるんです」(太刀川さん)

太刀川さんがデザインの仕事をはじめたとき、最初のクライアントになったのはある地域の木工組合だったとのこと。その経験をもとに、はじめて受ける仕事であっても「やったことがあるかどうかは気にするな」と話します。

 

  • 事例「やったことはがあるかどうかは気にするな」

ある地域の木工コンペで最下位になったが、授賞式で木工組合の会長から同産業の喫緊の問題を聞く。帰ってからも解決策を考え一方的に送っていたところ「アンタみたいに親身になってくれた人は初めて」と言われ、最初のクライアントとなった。また、どんな案件でもクライアントや仕事に対して真摯に向き合うことで「経験の壁」を超えられることについて、太刀川さんは続けます。

 

  • 無茶な依頼からその後の仕事につながった事例

納期4日前に「誰かできる人はいないか?」と無茶な依頼が舞い込んできた際、期日以内にどうにか納品させる。その無茶なお願いを受け止めてあげたことから後日先方に会ってみたいと言われ、次の仕事につながった。

「仕事を投げる人は、それが無茶なお願いだということをわかって投げている。それをちゃんと受け止めてあげればすごく感謝され、経験を超えられるんです」(太刀川さん)。

 

  • 理想から逆算することで、勝負そのものを超越する

「やったことはがあるかどうかは気にするな」と言っても、はじめて勝負する領域でいきなり「勝つ」というのは難しいもの。「経験を超えられる」ヒントについて、さらに太刀川さんは続けます。

 

  • 「理想から逆算せよ」照明器具デザインの事例

ある照明器具のデザインを請け負ったとき、照明器具についての知識がなかった太刀川さんは、まずそのものについての「理想」を追求。「人類が生まれる前から夜を明るく照らしていた月に勝る照明なんてこの世にあるはずがない」と、月の三次元データをそのまま照明とし、好評を博す。

 

  • 「理想から逆算せよ」家具デザインの事例

間伐材の丸太、角材、板材をそのままの形で使うことをルールにした「そのままの家具」のブランドを作る。素材の加工を極力減らすことで、エコで理想的なブランドに。

「理想を叶えるためにはどういうやり方があるのか?を考えながら進めると、本当に勝てるときがある。ずるいまでに磨かれた理想的な切り口を持つことで、一気に経験は超えられる。月なんて僕のデザインじゃないとか、そういうレベルのものじゃないんです」と太刀川さん。物事の背景や勝負そのものまでもデザインしてしまう豊かな発想に、参加者一同も驚きます。

 

  • 順当に勝つには、周りを学ばないといけない

続けて太刀川さんは「順当に勝つには、周りを学ばないといけない」と言い、こんなボール球をヒットに導いた例を話してくれました。

 

  • 「周囲は全て学べ」パッケージデザインの事例

ある地方からうどんのパッケージデザインの依頼を受注。「製麺未経験」「高額な原価」「健康に良いか美味しいか否かは不明」というバックグラウンドのなか、まずは提示された値段以上の高額うどんの市場調査を行い、ある一定の共通したルールを知る。それらのルールを踏まえたデザインを編み出したところ人気商品となり、ペントアワード(世界のパッケージアワード)でも世界一を受賞。

「地域資源がないところでも勝てる可能性がある。石垣島からクリエイティブの勝負をすることは可能で、資源がたくさんある皆さんはむしろ有利なんです」と太刀川さん。

大事なのは徹底した市場調査によりルールを学び、できたものを世界に問うてみること。世界へ送り出すためには、作るだけで完結してはいけないということを教えてくれます。さらに太刀川さんは、依頼されたデザインを理想の形に仕上げるまでの手法について話します。

 

  • 「似た状況を探せ」化粧品のブランディング事例

日本の自然美をテーマにした化粧品のブランディングを依頼されたとき。「化粧という行動に近い日本美を表すもの」「日本の女性が美しいとき」という、2つの追求からはじめ、化粧に近い日本伝統の所作として「茶道」に辿り着く。さらに「日本の女性が美しいとき」を考えたときに「神社の白無垢の結婚式」をイメージ。そこで、プロダクトは白いガラスに赤布の帯をまき、白無垢を感じさせるデザインに。2014年のペントアワードで金賞を受賞する。

「皆さんがデザインするときに、その形においてどういう状況が理想なのかを一生懸命想像すると、近い状況があったりするんです。それが踏まえられているとブランドの筋が通り、その後にウェブサイトやショップをデザインすることになってもすごくやりやすい。その筋を探すのが、ある種デザインディレクターの仕事かもしれません」(太刀川さん)。

社会や未来に良い変化をもたらすためのデザイン「ソーシャルイノベーションデザイン」を理念に、さまざまなデザイン戦略を打ち立てる太刀川さんは、最後に、日本のイノベーション力が世界の課題解決に役立てることに言及します。

 

  • 「 自分自身の中に相手を見つけること」クールジャパン戦略の事例

政策ビジョンを再考し「世界の課題をクリエイティブに解決する日本」を設定。「日本ってクールだろう?」というのは大してクールではなく、本当の意味でクールジャパンというのはどういうことか?相手が勝手にクールと言ってくれるのはどういう状況なのか?を考えたとき、世界に「日本ありがとう!」と言ってもらえる状況を作ることであるとたどり着く。

「日本が世界の課題をクールに解決できればクールに決まっています。そういう課題先進国なりのクールさがあると思います」(太刀川さん)。

 

豊富な経験を糧にクリエイティブワークに向かうマインドを、次々と追求する太刀川さんのお話は、デザインやクリエイティブを生業とする人にとって、すぐに役立てることができる具体的な事例ばかりでした。

 

台湾人バイヤー・謝品華さんによるプレゼン

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太刀川さんの講義後、この日たまたま石垣島を訪れ、講義を聴講していた台湾人のバイヤー・謝品華さんにプレゼンをいただきました。謝さんは台湾出身で中国・台湾を拠点に、日本・中国・台湾の多数のプロダクトを取り扱うバイヤー。会社概要、経営理念、取り扱いブランドのほか、中華圏でのプロモーション戦略など、グローバルなクリエイティブビジネスの一端についてお話しいただきました。

 

クリエイティブビジネスで文化の橋渡し

「モノを売るだけの商社におさまらず、文化の橋渡しになれるような会社を目指している」という謝さん。中国に向けて日本のプロダクトや台湾のデザイナーを紹介し、台湾では日本のプロダクトを販売するだけでなく中国のデザインを持ち込むなど、各国のニーズを把握しながらビジネスを展開していると言います。

 

「皆さんのなかには、中国へのビジネス展開には二の足を踏む人も多いと思いますが、それは台湾人の私たちにとっても同じ」と話し、巨大なマーケットである中国で試みているプロモーション活動について、重要なポイントを紹介してくれました。

 

<中国でビジネスを展開するポイント>

▼リアル店舗

最初から大きな売り上げを目指すのではなく、まずはいい顧客をつかむため、彼らとつながるショップを持つこと

 

▼展示会への出展

顧客とつながる第2の方法として、展示会などへ出展すること。こうしたブランドPRによって、ブランドの価値を高める

 

▼メディア戦略

メディアと良い関係を保つこと。コラムを寄稿したり情報を提供することによって、大きな媒体が読者や視聴者に対して定期的に情報発信をしてくれるようになる

 

▼デザイナーとの関係

(バイヤーとして)製品を取り扱うにあたっては、デザイナーとの関係はとても大事。まずはその地域のデザイナーと良い関係を築き、よく知ることが大事

 

山形で知りあったデザイナーを台湾に招聘

謝さんは、自身の活動実績として香港で開いた日本の出版社との教育ワークショップ、台湾で行った日本酒と酒器を紹介するイベント、高雄の大学で行った日本ブランドを紹介するイベントなどについて紹介しました。

 

  • 山形で知り合ったデザイナーを台湾に招聘した事例

山形のワークショップで招かれてセミナーを行ったが、そのとき知り合ったデザイナーに「いつか必ず台湾に呼ぶ機会を作る」と約束。翌年、約束通り招聘することができ、台東で展覧会を開いた。その際、若手デザイナーの金銭的負担を理解していたので、プロダクトをすべて買い上げた。

「プロダクトを買い上げたのは、彼らが売り上げやマーケティングについて心配することで、デザインやクオリティが落ちてしまうことを知っていたし、観覧者がより彼らの作品を楽しめる環境を作りたかったから。これが私の考えでした」(謝さん)。

 

  • 無名のデザイナーを有名にした事例

フランクフルト・メッセの会社を招き、作品ではなくデザイナーにフォーカスを当てた展示会を上海で開催。2人の台湾人無名デザイナーを招き、著名デザイナーの間に展示するという展示法で彼らを有名にする。

「有名デザイナーの間に展示すると、誰もがそこに注目することになる。若いデザイナーや無名ブランドをPRするときに簡単にできる手法です。皆さんの中にも、きっとたくさんの手法があるはずです。それを心に留めておくのも良いかもしれません」(謝さん)。

 

  • 東京の無名デザイナーを台湾のデザイン誌でレポート

台湾のデザイン雑誌のコラムで、東京の無名デザイナーを特別レポート。ポテンシャルを秘めたデザイナーだったため、良い機会だと考え紹介した。

「中華圏でクリエイティブを発信する上で、ブランドのイメージを早い時期にインターネットなどを駆使して発信しておくのはとても重要なこと。なぜなら、コピーがもれてしまったらそれが最初だと思われてしまうから。中華圏では何より、まず公開することが重要なのです」(謝さん)。

続けて「作品に対して金儲けのためのモノと見るのではなく、まずはよい顧客とつながり、デザイナーとよい関係を築くことが重要」と話す謝さん。クリエイティブと対峙するときに、その作り手との真の交流が重要だと言う点で、デザインと人の関係性を説く太刀川さんと重なるものを感じました。

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太刀川さん、謝さんによるプレゼンを参加者らは熱心に聴講。日本を拠点に海外戦略も打ち立てる太刀川さんと、海外を拠点に日本のクリエイティブを外に発信する謝さんという、それぞれのクリエイティブへの視点が垣間見られるとても興味深い会になりました。第5回目は『Discover Japan』編集長の高橋俊宏さんをお迎えして「日本各地のクリエイティブ」を学びます。

 

(文・前花麻子/写真・中西康治)

【石垣島Creative Laboレポート 】vol.3「デザインからはじまるまちと社会」byまちづクリエイティブ

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第3回目のクリエイティブラボ(12/9)は、「まちづクリエイティブ」(千葉県松戸市)創業者で代表取締役の寺井元一さんと同取締役でクリエイティブディレクターの小田雄太さんを招き、クリエイティブを利用してまちづくりを行う「MAD Cityプロジェクト」の取り組みについてお話しいただきました。

 

MAD Cityとは

松戸駅前・旧宿場町付近に位置付けられた半径500メートルのエリア。 48万人が住むベッドタウンとして知られている松戸市は、高齢化により空き店舗も増加。まちブランドを高める地域ディベロッパーとして生まれた「まちづクリエイティブ」は、ここでクリエイターらの戦略的誘致を起点としたまちづくり活動を行い、魅力ある独特のエリアとしてエリア価値の向上を図る。2010年のプロジェクト開始以来、延べ170人以上のクリエイティブ層を誘致。再開発手法によらない「人」によるまちづくりが行われている。

 

都心ではお互いの主張を通そうと互いに傷つけ合い、さまざまなことが禁止され、以前はできたことができなくなっている。そんな息苦しさを感じ、「町のルールも変えたい。そのためには、町を作り変えよう!」と考え、都心からほど近く、新しいまちづくりへの可能性を秘めた、良くも悪くも中途半場な都市だった松戸市に目をつけたと寺井さんは言います。

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まちの隙間を見つけ、創造の好循環を生み出すコミュニティ作り

 

新しいまちづくりを目指した寺井さんが着目したのは「廃墟」。そこを借り上げ、格安でクリエイターを呼び込み、DIYによるリノベーションを行い、それに付随する産業を呼び込む。そして、まちの人がクリエイティブを通して物理的につながるコミュニティづくりをしようというものでした。

「いかにしてクリエイティブの力でまちづくりをするか?」————そのモデルケースとして取り組むMAD City。クリエイターが集まりたくなるまちに変えていくため、具体的には下記運営を行っています。

<MAD Cityの取り組み>

* クリエイターへの物件斡旋(不動産賃貸)

* 住民の日常生活をサポート(各種紹介)

* 施設運営

* イベント/コワーキングスペース運営

* ビジネスサポート(仕事の斡旋も)

* 地域住民と移住者の橋渡し(地域コミュニティの紹介)

etc…

 

「アソシエーションデザインというもの。コミュニティの誰かにやらせるんじゃなく、やりたくなった人を応援することで自然といろんなことが起きてくるまちっていうのを目指している」と寺井さん。つまりこのまちでは、自律性と自発性を育みクリエイティブな発想を交流させることで、創造性あふれる独自のコミュニティを生み出しているのです。

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目に見えないデザインも町の要素

 

MAD Cityという名前を決めた後にまずやらなければならなかったのは、ロゴをデザインすることでした。「町や社会っていう抽象的で大きなものに対して、どうデザインするかが大きなチャレンジだった」と語るのはロゴなどMAD Cityのデザインを担当した小田さん。さまざまな企業やプロジェクトのアートディレクションを担当し、美術大学の講師も務める小田さんは、デザインには3つの分類があると説明します。

 

<デザインの3分類>

① システムデザイン・・・IT、交通などの「インフラ・システム」を利用したデザイン

ex.道路、OS、アプリ、ゲームなど

② サービスデザイン・・・無形のコミュニケーションデザイン

ex.音楽、パフォーマンス、映画、社会事業など

③ プロダクトデザイン・・・有形のコミュニケーションデザイン

ex.製品、服、食べ物、農業、イラストなど

 

最初は③のプロダクトデザインとして作ったMAD Cityのロゴ。次第にそのロゴが一人歩きを始め、住民たちから自発的にこのロゴを模したハンコや提灯などが作られ、一つの旗印・インフラのようになってきている……。これはロゴをつくった後に①②の要素も加わってきた結果と言えます。こうした現象からも分かるように、形を変えなくても視点(受け手・受け止め方)を変えることで、本質自体が変わることもあり得ると小田さんは指摘します。

「目に見えるデザインだけが『デザイン』として捉えがちだが、目に見えないものも存在する。この3つのデザインが複雑に関係しあって町や社会や色んなものを形作っていく」(小田さん)。

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「かっこいい」だけがデザインに必要な条件ではない

 

無形のデザインに対する小田さんの説に関連し、現ロゴデザインにGOサインを出した経緯について、寺井さんからはこんな話もありました。「今まで思ってもみなかったところに価値があったり、裏側で何が起きてるかってことを考えることが重要。ロゴデザインにおいても、『かっこいい』ってのは表層的なことであって、僕がデザインだと思っていなかったことをクリエイター側がどれだけちゃんと考えきれるかというのが重要で、そのロゴが10年、20年と残っていくなかで、ある種の味が出てくると思います」 。

 

クリエイティブなまちづくりを実際に進めているお二方から、その経緯や運営、デザインに対する哲学的な話も聞けたところで、後半は質疑応答やディスカッションが行われました。

 

MAD Cityへの質疑応答>

Q:収入源は不動産?

A:不動産とDIYリノベーションが収入のほとんど。社会起業家だったので、最初の2,3年は研修などの仕事もしていた。

 

Q:個々のクリエイターはどこから仕事もらってる?

A:ベースとしては東京に仕事を持っている人が多い。東京のクライアントと仕事して、その中で仕事を回し合ったりもしている。独自にプロジェクトを立ち上げたり、ワークショップをやる人も。

 

Q:ワークショップの参加者はどこから?

A:ものによる。エッジ感があるものは大半が東京など外から。身体を動かす内容などは毎週やっていて地元の方も多く、ちょっとずつ常連が増えていく感じ。

 

Q.どんなクリエイティブ層を?

A.まちのためにやってるので、貸す住人もシビアに選んだ。アートは頭数じゃなくてクオリティ。その人自体の実績や収入はあまりなくても考えていることが面白いからとか、そういうのを重要視している。最初期はアーティストが多かった。

 

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最後に司会よりこの日の日中、講師やメディア関係者とともに島のクリエイターの工房を訪れたプレスツアーの様子が共有され、「石垣島ではどういうことができるか」について皆でディスカッションしました。

 

ディスカッション>

司会:石垣はすごく恵まれた環境だが、お互いがあまり交流されていないのがもったいない。それぞれが持ってるポテンシャルを組み合わせることによって、もしかしたら一つの発注からフェスや映画になったり全く違うものが出来上がるのではと感じた。

参加者A(商工会職員):石垣の海や山など全部含めて動画にしてYoutubeにあげてみるのは?クリエイター紹介もできるし、石垣でこういうことができるってPRにもなるのでは。

 

参加者B(映像制作):お話の中で「リスクを取って…」というのが面白いと思った。行政になると「平等に」ということで動きがゆっくりになるため民間だから出来るのかなとは思うが、(石垣島クリエイティブフラッグのように)行政主体だから出来ること、逆にやりにくいことってある?

 

寺井さん:行政を待っていては何もできないので、勝手にクリエイター主導で進めて、あとで行政も興味をもつように、その流れ自体をデザインするのがいいのでは。

 

小田さん:役所に限らずそういう話はある。デザインの発注を受けたとき、「(デザイン案を)見なきゃ分かんない」って言うクライアントをどれだけデザイン見せずに納得させるか。僕の場合はすごく長いメールを送って納得してもらったりもするけど、言われてついつい作らないってことも自分の単価を上げていくのでは。

 

参加者C(編集者):クリエイターが集まりコラボレーションしたいと思った時に必要な機能とかある?例えば祭りだったり、MAD Cityの中でクリエイターさんたちが交流するような環境ってある?

 

寺井さん:石垣と違って車社会じゃないので道で会うことも多くて、じゃあ飲みに行こうってなったり。お祭りはもちろん重要。ただ、万能ではない。堅苦しさを感じる人もいる。

 

小田さん:どういうイベントを主催したらどういうお客さんがくるか…みたいなのを考えたりもする。みんな警戒心を解いて来るので、そこで縁が生まれる。

 

河尻さん(第2回目ゲストスピーカー):石垣の場合こもり過ぎていてお互いを知らな過ぎているので、まずはお互いを見に行って何をやってるか実際知るのが大事。僕らも昨日まで実は聞いても実態がよく分からなかったが、今日工房巡りをして初めて分かった。これはヤバい(=凄い)と。

 

司会:僕らにとってもいいワークショップだったと今日発見させてもらった。マーケティングとしては世界へがいいのでは。

 

河尻さん:プロダクトはすでにあるので、その後の仕組みですよね。うまくお金と流通の回路ができればかなりパワフルなことになりそう。

 

寺井さん:石垣のクリエイターはかなりクオリティが高い。世界を目標にするのは個人的にいいと思う。逆に東京だったら行かないけど、石垣なら…って来てくれそうな気がする。

 

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今回のラボは、島外からのゲストスピーカーやプレスによる工房めぐりが行われた後だったこともあり、ゲストらの熱気と期待も感じられるという興味深い構図も。「クリエイティブを利用したまちづくり」から「クリエイティブを利用したまちの発信」などと話も膨らみ、そのフィールドも世界へと飛躍しました。

 

次回は来年1月27日。内閣官房主催「クールジャパンムーブメント推進会議」のコンセプトディレクターを務めた太刀川英輔さんに、世界に向けたクリエイティブ戦略についてお話いただく予定です。今回の話を踏まえ、次回はアイデアを形にして外に発信する作業に向けて、さらに議論を深めていきたいと思います。

 

(文・前花麻子/写真・中西康治)

【石垣島Creative Laboレポート 】vol.2「地域で活かせる先端広告のクリエイティブ」by河尻亨一

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石垣島Creative Labo vol.2

 ———— 先端広告のアイデアから島に活かせるヒントを探す

 

石垣島も肌寒くなった12月8日、第2回目のクリエイティブラボが開かれました。迎えたゲストスピーカーは元「広告批評」編集長で銀河ライター主宰の河尻亨一さん。

 

今回も個性豊かなプロフィールを持つ参加者が集まった会場で、参加者の自己紹介を聞いた河尻さんは「むしろ皆さんの話をして頂いた方がいいんじゃないかと思うぐらいの色んなキャリアを積んでらっしゃる方が多い」と一言。河尻さんの提案で前半はレクチャーというよりは「こういう話題をしてみませんか」というネタふりとなるプレゼンを行い、後半はおしゃべりをしながら前半の問いに答えるディスカッション形式の講義を進めることとなりました。

 

そして、単刀直入に切り出します

  ————「皆さん、景気はいいですか?」

 

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誰もがクリエイターになれる時代は逆にチャンス

 

参加者らが苦笑いを浮かべる中、こう続けます。「クリエイターと呼ばれる人の仕事のスタイルに今、新しいやり方みたいなものが生まれていると思うんです。デジタル化の波が押し寄せ、表現のハードルが一見下がっている。誰でも編集者・コピーライター・映像ディレクターなどになれる今の時代に、プロフェッショナルのクリエイターとして差別化というか、自分の良さを見せていくことが難しくなっているかもしれません」(河尻さん)。

 

誰もがクリエイターになれる時代になってきたことで、クリエイティブの差別化の難しさがでてきたと語る河尻さん。「その状況をチャンスとして考え、地域活性にも結びつけていけたら」と続けます。

 

世界一の広告の祭典をヒントに

 

広告の表現を専門に研究している河尻さんは、石垣島でも活用できる「新しい仕事のスタイルのヒント」として世界最大の広告フェス「CANNES LIONS(カンヌ国際映画祭)2014」の受賞作を紹介。その上で、現代先端広告には、以下の3つの要素が重要と説きます。

 

①関与(繋がること)

②シェア(人に言えること)

③体験(参加できること)

 

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広告作品と河尻さんの説明に見入る参加者。「本気でやった時に伝わるものになる場合が多い。繋がり方の美しさやかっこよさ、すごく感動するとか優しい気持ちになるとか、何らかのアイデアが人間の感情を揺さぶり、我々はシェアしてしまう。ただ、オンラインだけでは感情的になれないので、リアルな「場」も大切。あたかも自分が参加しているような気持ちになることをどうデザインするかが、重要な要素だと思っています」(河尻さん)。

 

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さらに、先端広告のアイデアを島のクリエイティブ活動に展開し、「みなさんの持つそれぞれのスキルと企画プロデュースみたいなものをどう組み合わせていくか。さらにいうと、デジタル系のスキルをどうのせていくかが大事」と語ります。後半のディスカッションでは、河尻さんからの「創作活動において悩んでいることは?」の問い掛けに、冒頭の内容にも繋がるこんな意見が出てきました。

 

「作業量と対価が見合わない」

————この意見を皮切りに、議論が広がります。

 

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「ひきこもりの島ってどうでしょう?」

 

河尻さん:周りの人は作業の苦労を知らないわけですよね。でもみんな苦しんでる姿は見たくないので、どっかでエンタメ化・コンテンツ化する必要があると思うんです。石垣島っていうだけでブランドだと思うので、この資産をどう使っていくか。

 

参加者A(デザイナー):石垣島はとてもユニークな場所。でも観光客は1回来ても、リピーターとして帰って来るかどうかわからない。そのためにはどういう磁力(=魅力)があればいいかを考えるのが、大きな問題と思います。

 

河尻さん:石垣島自体がひきこもっているということですよね。

 

参加者A:それはあると思いますね。ためらっているのか、出したことないから戸惑ってるのか。

 

河尻さん:逆手にとって「ひきこもりの島」的なのはどうでしょう?ひきこもりたい人は石垣島に大集合!みたいなこともあるかもしれません。

 

参加者A:そういう感じはあると思います。都会にいると「自分の世界を持ってたい」と言いにくいけど、ここへ来ると自分の世界を持っていいんだと思えます。

 

作業対価の問題から、まずは島のリーディング産業である観光業でも有用な「石垣島の魅力」探しが始まります。

 

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石垣島特有の「こもり」を考える

 

司会:「こもる」ってそもそも悪い言葉ではないですよね。スノーボード好きなら雪山にこもったりするけど、そこには自分なりの目標があって、ポジティブなエネルギーが込められている。たとえ目標にたどり着けなかったとしてもこもった期間はすごく大事で、切磋琢磨した仲間が将来助け合ったり……、というのが雪山ではありますよね。

 

参加者A:石垣で「こもり」を繋げていくと、もしかしたら日本全体にフィードバックできるような新しいこもり方や繋がり方ができるのかもしれませんね。コミュニティは小さいけど完全に隔離されているわけじゃないし、アジアにも近い。アーティストやクリエイターはおたくの時代があったが、そのパッションを外へ出して繋げるユニークな方法は、石垣でしかできないような気がする。

 

河尻さん:吉本隆明さんの著書に「ひきこもれ」というタイトルのものがありますが、表現者は自分の時間を持たなければいけないって言うんです。

 

参加者B(映像ディレクター):今「Do it yourself」 から「Do it with others」の流れがきていて、全然関係ない人と作業することでアイデアがぽんと出てきたりするので、一人でこもって作るんじゃなくて、みんなで一緒にできる場所が作りたいなと思っていて……それに近いなと思う。

 

河尻さん:「こもり」を繋げていく石垣版って何でしょう?石垣でしかできない何かがあるのでは?

 

参加者C(歌人):石垣に来てもひきこもってプログラム作業をしている友達がいるんですが、石垣にしかないものを楽しむのではなくて、東京と同じことをしているんです。石垣に来ているのにわざわざ東京と同じことをするのが、人によってはすごく贅沢なことなのだと。環境を変えてもあえてその環境を楽しまずにこもる楽しさがあると聞いて、なるほどなと思いました。

 

一同:笑

 

必ずしもネガティブなものではない「ひきこもり」。その石垣島らしさとは何か……?作業環境が生産効率に影響を与えるプログラマーの中には、思う存分「ひきこもる」ことができる石垣島で理想的な仕事環境を獲得し、それを楽しんでいる人がいるということも皆の興味をひきました。

 

続いて、「この島には美術館などがなく、発表する場所がない」

  ————こんな意見から、作品を発表する場=繋がる場へと議論が発展します。

 

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クリエイターと社会を繋げる場所づくり

 

河尻さん:世界初の地元クリエイターミュージアムを作るというのもありますね。みんなが作業してる状態で展示されてる。そしたら話題にはなりますよね(笑)。

 

一同:笑

 

参加者D(イラストレーター):イギリスでパディントンベアみたいなのがあるんですけど、色んな人がそれにデコレーションして街の中に置いて「パティントンを探せ」って(スタンプラリー的に)コンプリートするわけ。それを石垣島クリエイティブフラッグでもクリエイターさんたちのアトリエや事務所の前でやったら面白いのかもしれない。

 

河尻さん:なるほど。クリエイター同士がやるんじゃなく、スタンプラリーする人がメッセンジャーになるんですよね。それだったらルートを辿っていくと何か物ができたら楽しいですよね。クリエイティブラリー的な。個々のクリエイターはいるけれど、ちゃんと媒介していっている感じがありますし。

 

司会:東京にはイベントがあり過ぎるけど、石垣の規模感はすごくやりやすい。「Buzz(バズ)る」という状況を繋げることもできるかもしれませんね。

 

ひきこもることができるのは作業環境には最適だけど、ひきこもっていては個々のクリエイターの作業や作品が受け手に届かないという問題が出てきます。いかにしてクリエイター(作品)と受け手(客)を繋げるか……それが、今の石垣島のクリエイティブ活動には必要なのです。そして、その問題については逆にこの島の規模なら可能ではとの期待感も。ディスカッションも終盤を迎え、河尻さんがここまでの内容で実現可能なアイデアをホワイトボードにまとめます。

 

河尻さん:考えたんですけど、石垣島には色んなクリエイターがいるので、たとえばインターネット上のシステムでその繋がりが可視化できて、東京にいる人が「こんなものを作ってほしい」というニーズを書き込み、それを作れる「旅」がセットになっている。そしてクリエイターさんを訪ねて形にして、東京に戻るみたいにすると、リアルの場とオンラインの場がマッチして、流行ればお金が儲かる。ユーザーからの発注が直にくることになるし、バズる状態になるかもしれませんね。

 

参加者A:できればアジアや全世界から。それだけの地理的または豊かさなりの余裕をこの島は持ってるので。島全体がクリエイティブランドのようになったらいいな。

 

オンラインを通して島のクリエイターとクライアントの旅人が繋がり、クライアントが実際に足を運んで島を体感しながら、リアルの場でもクリエイターと繋がる。そこでさらにオンラインとリアルの場を行き来しながら仲間を増やし、モノが形になるクリエイティブな旅。その新しい発想がうまくBuzzれば評判を呼び、シェアされ、ビジネスとして成り立つ仕組み。河尻さんが説く現代先端広告に必要な3つの要素「繋がる」「シェア」「体験」がICFの活動アイデアにも出揃いました。

 

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島の「宝」を見つけ、独自の世界観を発信する

 

河尻さん:ある過疎の村で、紅葉の時期におばあちゃんが拾ってくる落ち葉が高級料亭に売れてすごく儲かったという話がありますが、こういう話が世の中にはけっこうあるんです。自分たちが「ゴミ」だと思っていたものが「宝」だったっていうのが絶対あると思うので、独自の世界観を出せたら良いと思います。こういう会をずっとやってると絶対何か形になると思うし、世界に出した方がいいんじゃないかと思う。

 

司会:まずははじめの一歩をどうするか。それをやり得るメンバーが集まってるし、この島には資源も要素もある。全4回を通して形になるものに残せたらいいなと思います。

 

美しい自然や独自の文化を育む石垣島では、クリエイティブな発想が思わぬビジネスの呼び水になることも。多種多様なクリエイターが揃う石垣島だからこそできることも多いのかもしれない、と今後の展開に期待がかかります。

 

さて、次回はアートとまちづくりの融合を目指す「まちづクリエイティブ」のお二方を迎え、立ち上げから現在の活動内容などをお話しいただきます。

 

(文・前花麻子/写真・中西康治)

【石垣島Creative Laboレポート 】vol.1「クリエイティブで盛り上がる島々」by鯨本あつこ

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石垣島Creative Labo始動

 ————「クリエイティブの力で島を盛り上げよう!」

 

11月24日、石垣島の中心市街地にある「まちなか交流館・ゆんたく家」で、石垣島Creative Labo(以下、石垣ラボ)の第1回目の講座が開催されました。

 

石垣ラボは、国内外で活躍する著名クリエイターをゲストスピーカーに招いて開かれる無料講座で、来年1月にかけて5回に渡って開かれます。毎回異なるゲストスピーカーによる事例の紹介をもとに、ブレインストーミング形式で、そこに集う参加者がクリエイティブで石垣島を盛り上げていくためのアイデアや意見を出し合います。

 

参加者は主に島にゆかりのあるクリエイターたち。そのアイデアが結集することで、全回終了後には何か面白いことが起こるのでは・・・そんな期待も込められた講座です。

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初回のゲストスピーカーは、石垣島Creative Flag(以下、クリエイティブフラッグ)の企画運営にも携わる「離島経済新聞」の編集長・鯨本あつこさん。あらゆる島々のクリエイティブワークに触れてきた鯨本さんの進行のもと、参加者全員で「クリエイティブをつかって島でできること」についてさまざまな案を出し合いました。

 

多彩なバックグラウンドが織りなす議論の土台

 

参加者は、昨年のクリエイティブフラッグの参加メンバーのほか、ここで初めて顔を合わせる人も多数。まずは、「名前」「クリエイターとしての仕事」「石垣島とのゆかり」「いまの気持ち」を一人ずつ発表しました。

 

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クリエイターとしての活動は、イラストレーター、服飾デザイナー、アプリ制作者、動画編集者、カメラマン、ミュージシャン、歌人、看板デザイナー、画家、TV局職員、商工会職員、自治体職員、クリエイティブ業に全く携わっていないが興味がある人など。島人(しまんちゅ)、県外在住者、島に来て間もない人、島に居ついてしまった人など、生まれ育ちも違えば年齢も職業もさまざま。バックグラウンドも創作のフィールドも、多彩なメンバーが揃いました。

 

2013年秋にスタートしたクリエイティブフラッグでは、クリエイターの作品や実績のPRをメインに1年間活動を行ってきました。これまでの活動について、昨年度から参加していた数人からは、「これまで孤独な作業だったけどなんとなく仲間ができたような気がして、広がっていくような感じがうれしかった」「たくさんの人に知り合うことができて作品にも刺激になった」「新しい仲間とイベントもできたので、この調子で続けていきたい」という好意的な意見もあれば、「それほど幅が広がっていないというのが正直のところ」「実際これだけの人が集まって何ができるのかな」————と賛否両論。

 

これからの議論も面白くなりそうです。

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島々の事例をヒントに、グループごとにアイデアをシェア

 

全国の離島を飛び回る鯨本さんから、地域とクリエイティブを結んださまざまなプロジェクトを紹介。「ラボでは、みんなでトークしながら石垣島でどんなことをやってけるかっていうようなことを考えていきたいと思っています。ここに出てきた内容からアイデアやヒントを拾っていただきたい」と鯨本さん。全国の島々の事例を受けて、後半は3つのグループに分かれて以下のテーマについてディスカッションを行いました。

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 それぞれのグループでたくさんの意見やアイデアが飛び出し、熱いトークが繰り広げられます。

 

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どのグループでもさまざまな意見やアイデアが飛び交い、議論も広がってきたところでそろそろ終了の時間。これまでに出た内容をふまえ、各グループの代表者から「まとめ」を発表してもらいました。

 

グループA:

①実績について

参加メンバーの2人は映像と音楽を合わせて鍾乳洞でイベントを行った。お互いメンバーになるまで面識はなかったが、この場を通して知り合いコラボレーションが生まれた。

②必要なポイント1:プロデューサー

実際にイベントをおこなう際、組み立て役が必要では。

③必要なポイント2:アーカイブ化

コラボイベントがあったということ自体知らない人が多いのと、さまざまなクリエイター・すばらしい作品があるにもかかわらずそれらを知れる機会が少ない。アーカイブ化して実績やクリエイターの活動・作品などが見られる状況を作ると良いのでは。

 

グループB:

①活動のアイデア

タウンマネージメント石垣が開催する「わらばぁーと」という小学生を対象にしたアートを学ぶ体験教室がある。こうした機会などに、メンバーが参加してそれぞれ得意とする分野を教えるのもいいのでは。

②具体案1:子どもたちによる映像制作

以前、20分くらいの短編映画を子どもたちと作った。もう一度そういったことを試みるのもいいのでは。子どもたちにも「クリエイティブ」を伝えられる。

②具体案2:リゾートウェディングを総合プロデュース

メンバーには写真家やデザイナーなどさまざまなクリエイターが揃っているので、石垣島でリゾートウェディングをする人に向けておもてなし・おしゃれでクリエイティブなウェディングをやってみても面白いのでは。

 

グループC:

①現状のクリエイティブ活動の問題点について

突発的な仕事だったり、安いからといって請け負っていることが多い印象。クリエイティブフラッグという名前はまだまだ知れ渡っていないので、お互いにブランドを高めていけるような活動をしていかなければならない。

②必要な役目:マネージャー

とりまとめ役がおらず「面倒な事務作業はできません」だと、結局「じゃあ東京で探します」ということになってしまう。

なんらかの形で才能をピックアップしていくとか、交渉ごとなど、マネージメントしてくれる人が必要。

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まとめ:

いま「石垣島クリエイティブフラッグ」に必要なもの

・アーカイブ化(クリエイター・作品・活動内容など)

・プロデューサー、マネージャー的な役割を担う人

・ブランドのPR

 

活動のアイデア:

・教育現場への利活用・技術提供(クリエイターを講師にした子ども向けワークショップ開催や映像コンテンツ制作など)

・リゾートウェディングなど地元産業×クリエイターとのコラボレーション

 

参加者らの夢と希望も入り混じりながら、何点かの現実的なアイデアが提案されました。こうしたクリエイター自身の意見やアイデアの積み重ねのなかから、石垣島を盛り上げていく動きがきっと生まれるはず。次回はどんなトークが繰り広げられるのか。次回12/8、12/9に開催される第2回目、3回目に期待がかかります。

 

(文・前花麻子/写真・離島経済新聞社)