Works活動実績

SPORTS!WELCOM!石垣島!オリジナルタオルデザイン

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石垣市が取り組んでいる「スポーツウェルカム石垣島」事業のオリジナルタオルのデザインを制作しました。

デザイン:福澤伸太郎 http://creativeflag.com/creator/福澤伸太郎/

JTA機内誌コーラルウェイ/ふるさと納税広告デザイン

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JTA機内誌コーラルウェイの11/12月号に掲載されている、

石垣市ふるさと納税「みーふぁいゆー」の広告デザインを制作しました。

 

デザイン:Happy Design 唯木律子 http://creativeflag.com/creator/happy-design-タダキリツコ/

中西康治×前花雄介「八重山の風景と・・・」イベントレポート

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ホテルエメラルドアイル石垣島ギャラリーで行われている中西康治写真展「光る島」のクロージングイベントとして、中西康治×前花雄介/スライドトーク&ライブ「八重山の風景と・・・」が開催されました。 中西康治さんによるスライドトークは、八重山で撮られた40枚の写真について、撮影した時の中西さんの思いや裏話などを披露。子どもたちに島の美しい風景、文化を残して行きたい、という中西さんの想いがたくさんつまったお話でした。 IMG_1290 続いて、前花雄介さんのライブは、楽曲ごとにイメージに合わせてセレクトされた中西さん撮影の写真スライドショーをバックに、オリジナルソング6曲を披露。たまたま居合わせた宿泊客も含む観客が、力強いメッセージと歌声に聴き入りました。 IMG_1323 9月末にオープンしたホテルエメラルドアイル石垣島としても初のイベント。八重山の風景と音楽で、落ち着いた雰囲気のラウンジは心地よい空気に包まれました。 IMG_1306

ホテルエメラルドアイル石垣島開業記念広告制作

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9月28日にオープンした、ホテルエメラルドアイル石垣島の開業記念広告(八重山毎日新聞)を制作しました。

デザイナー:太田浩司 http://creativeflag.com/creator/太田浩司/

ホテルエメラルドアイル石垣島 http://isle.okinawa

「石垣島ふるさと納税」カタログ制作

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石垣市企画政策課が発行する石垣島ふるさと納税お礼の特産品カタログ「みーふぁいゆー」を制作しました。 スクリーンショット 2015-08-31 11.44.23 スクリーンショット 2015-08-31 11.45.20 発行:石垣市企画政策課 デザイン:唯木律子(HAPPY DESIGN) http://creativeflag.com/creator/happy-design-タダキリツコ/ 表紙写真:西田孝治(PHOTO LIBRE ISHIGAKI) http://creativeflag.com/creator/photo-libre-ishigaki/ イメージ写真(一部):中西康治 http://creativeflag.com/creator/中西康治/

「石垣島の特産品」パンフレット制作

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石垣市商工振興課が発行する特産品のPR用パンフレット「石垣島の特産品」を制作しました。 スクリーンショット 2015-08-28 15.56.21 スクリーンショット 2015-08-28 15.57.31 スクリーンショット 2015-08-28 16.01.06 スクリーンショット 2015-08-28 15.57.06 発行:石垣市企画部商工振興課 写真:中西康治 http://creativeflag.com/creator/中西康治/ デザイン:福澤伸太郎 http://creativeflag.com/creator/福澤伸太郎/

台湾観光客向けリーフレット制作

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台湾からの観光客向けに、石垣島のクリエイティブなプロダクトを紹介するリーフレットを制作しました。 表面は、マルチコプターで撮影された360°パノラマの大迫力の写真です。 デザイン:Kiaora http://creativeflag.com/creator/kiaora/ パノラマ撮影:十河学 http://creativeflag.com/creator/pawana-lcc/

石垣島Creative Flag が代官山にやってきた。東京イベントレポート(前編)

石垣島にゆかりのあるクリエイターが集結するプロジェクト「石垣島Creative Flag(クリエイティブフラッグ)」では、クリエイティブの分野から島を盛り上げようと、さまざまな取り組みを実施。今年2月には東京・代官山エリアの3会場で関連イベントが開催されました。ここでは、「代官山 蔦屋書店」と「石垣島商店」で開催された展示販売会の様子をレポートします。

 

東京の文化発信拠点、「代官山 蔦屋書店」に石垣島Creative Flagコーナーが登場

言わずと知れた都内の一大情報発信地、代官山の人気スポット「代官山 蔦屋書店」。国内旅行コーナーの一角に、2月1日から28日までの1ヶ月間、石垣島Creative Flagコーナーが登場しました。

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どことなく島の空気が漂う棚には、石垣島に関連した書籍のほか、代官山 蔦屋書店のコンシェルジュが選んだ3組の石垣島Creative Flagクリエイターの作品が並び、スタイリッシュな店内に掲げられた石垣島Creative Flagの「旗」やプロジェクトを紹介するパネルが、訪れる人の足を止めていました。

今回、代官山 蔦屋書店コンシェルジュに選ばれたのは、島の貝を素材にしたアクセサリーをつくる「artworks PEZ」、自然素材をモチーフにオリジナル商品をつくる「mirai de sign」、20〜30代向けにハンドメイドアクセサリーをつくる「Nest Designs」の作品。

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島を身近に感じることができるアイテムについて、「あるお客さまはご自分用にと迷わず買っていかれました。会期中はフェアの問い合わせを受けたり、真剣にアクセサリーをご覧になる方がいらしたりと、なかなか反響があったように思います」と、代官山 蔦屋書店 旅行コーナー担当の勝部さんが反響を教えてくれました。

ちょうどアクセサリーのショーケースを覗いていた女性たちも、「社会人になってより一層、こういう島で癒されたい感が半端なくなりました」「やばい。行きたい!」と、島の魅力が伝わった様子でした。

 

石垣島の産品が集う、石垣島商店にクリエイター作品を展示

続いて昨年9月、代官山にオープンした石垣島ブランドのセレクトショップ「石垣島商店」へ。こちらは石垣島のスパイスなどの食品や雑貨などを販売しており、都内で石垣島の商品や情報に触れられる数少ない場所です。今回は2階にあるギャラリースペースで、クリエイター陣の作品を展示する石垣島Creative Flag展が開かれました。

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参加クリエイターは、oogomadara/Nest Designs/都築康孝/太田守明/北島清隆/PHOTO LIBRE ISHIGAKI/中西康治/マーメイド 花城勤子/mirai de sign 根原知子/はぎやまさと/narumiの11組。陳列棚には衣類や雑貨、壁には写真やアートパネルなどの作品が飾られ、真っ白な棚や壁に鮮やかな島の色合いが映えていました。

石垣島商店マネージャーの北村隆之さんは「お客さんが作品をご覧になって『これください』って言われたりすることも多いんですが、『イベントスペースになっていて売れないんですよ』と毎回断らなきゃいけないのが申し訳なかったんです」と、作品への反響を話してくれました。

石垣島の作品たちが集う空間は、都会の喧騒を忘れさせてくれるのか、まるで島にいるような温かい気持ちにしてくれました。

【石垣島Creative Laboレポート 】vol.5「日本各地のクリエイティブ」by高橋俊宏さん(後編)

「クリエイティブで島を盛り上げる」課題と展望

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昨年11月下旬からはじまった石垣島クリエイティブラボの目的は、「クリエイティブで島を盛り上げる」ためのヒントを、ゲストスピーカーの講義や参加者同士のディスカッションで見つけていくこと。『Discover Japan』編集長の高橋俊宏さんが「日本各地のクリエイティブ」を語った第5回目の後半では、石垣島Creative Flag(以下、ICF)クリエイターや、一般参加の参加者が、講義を通して感じたことを発表。全5回のまとめとして見えてきた、島のクリエイティブ活動における課題と展望とは。

 

「物理的に遠い」「人材が少ない」という課題

島は消費地となるマーケットから遠いため、実行力のある人材が島外に出てしまい、島を盛り上げられる若者層が減少してしまうということが課題に挙がります。

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「石垣島は圧倒的に遠いなと感じます。東京と地方の2拠点生活をしている人もいますが、陸路で移動できる本土の田舎に充分な魅力があれば、新幹線や車で行けた方がいいと思いますよね。人に来てもらわなければいけないけど、飛行機でないと来れない距離。石垣島には楽園的なイメージもありますが、クリエイティブと言ったときに、距離に打ち勝つだけの利点が生み出せるのかなと思います」(アーティスト)

「島の高校生は職業観が乏しいと感じるんです。将来の夢を聞くと、美容師、看護師、公務員とか、名前の付いてる職業がほとんど。理由を聞くと『親や兄弟がやってるから』。島は職業の種類が他地域と比べて少ないし、大学もないので20〜30代が少なく、周りにキラキラしてる大人のモデルが少ないからなのかなと感じます。実際に面白いことやろうとして、実行してるのは島の人じゃなく移住者が多いと思いますし。混ざり合う方が刺激になると思うけど、それは一部しかいないと感じています」(高校教師)

「高校のころは石垣から出たくてしょうがなかったし、出るのが当たり前みたいな感じでした。中学のころに初めて絵を習いに行ったときの先生の刺激がすごくて、それがきっかけでデザインにいきたいなと思いました。石垣の良さを知ったのは東京に出てから。いずれ石垣に帰ろうと思っていたから「学ぼう」という意識で行って帰ってきて、親のお土産屋を継いでいます」(ロゴデザイナー)

 

「人口」「規模」が小さく、クリエイティブにふれる機会が少ない

クリエイティブに携わる人口が少なく、作品発表の場も少ないため、クリエイティブに触れられる場所がないことも課題であると参加者は言います。

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「人口が少ないのもデメリットかなと思います。他地域には高専があったり、ロボットを作るような面白い大人がたくさんいたりするんですが、石垣では子どもたちがクリエイティブに接する機会が少ないと感じています」(映像・アプリ制作)

「高校生のころに大体の夢を考えてはいたんですが、どうやったらそこに辿り着くのか、ルートが探しにくくて、進学してから考えてもいいのかなとも思っていましたが、それではやはり遅いんです。公務員だとか、安定を勧める親の方が多いと思いますが、もっといろんな選択肢があることを、もう少し早い段階から教えられたらと思います。今はネット環境もありますが、(ラボのような)こうした場で実際に会って感じ取ることができれば、道標になるんじゃないかと思います」(観光業)

 

ひきこもりがちによる「交流不足」も課題

クリエイティブに専念するあまり自分の世界に閉じこもり過ぎたり、発信・交流の機会が少ないためうまく仲間や社会と交流できないことも課題。

「島では圧倒的に交流が足りないと感じる。都会では毎週末どっかで展覧会やってたりオープニングパーティーやってたりでそういう情報がなんとなく集まっているが、島では作らないと起こらないんじゃないかと思う。ラボに限らずこんな交流があちこちでできていくのが求められてると感じた」(司会)

 

伝統にかたくなになるあまり、変化に対応しにくい

閉鎖的になりがちな島の特性から、良いものを持っていてもうまく発信できず、新しいものを享受しにくいことも課題のひとつ。

「ここにいる皆さんが高校生のときってどういうことを考えてたのかな、と思ったりしました。本当に島の子たちは硬くて、さらに大人はもっと硬いんです。高橋さんが『本物には背景があって、いかにモダンに見せていくか』とおっしゃっていましたが、石垣の伝統に携わっている人たちにはそこが足りないのかもしれません。モダンにすると身売りというか、魂を売るように思ってしまう。伝統を守るのも大切だけど、本当の形は崩さずに遊びみたいなもので変えてくことも必要なのかなと思いました」(教師)

「僕は生まれたころから芸能文化が身近にある島のディープな村で生まれ育ちました。大学で東京に出て音楽を始めて、在学中に帰省する中で島の魅力に気づき、25才で戻ってきて三線を習い始めました。八重山民謡は方言だと分かりづらいから僕の言葉で曲にしていこうと、八重山のことを作詞作曲して歌で発信するのをコンセプトに始めました。ギターと三線を使ってやってるんですが、もともと三線やってる人たちには「また変なこと始めやがって」「やめなさい」と。クリエイティブだからといっても、批判もたくさんあります」(ミュージシャン)

 

クリエイティブだけでは食べていけない

クリエイティブだけではなかなか食べていけない。そのこと自体がクリエイティブへの無理解を生み、島でクリエイティブを生業にすることを遠ざけてしまうという課題も。

「クリエイティブが仕事になるのには難しいところがあると思っています。島外のお客さんをいきなり見つけるのは難しいし、島内には企業が少ないのでお金を出してくれる人が少ない。また、仕事が入ってきたときに任せられる人もいないんですよね。たとえばアプリのコード書くのが忙しくなったときに、書ける人がいなかったり」(映像・アプリ制作)

「正直なところ、島で音楽をやってくのは難しいなと実感しています。一流のミュージシャンが島に来てライブをしていたりもするんですが、ほとんどお客さんが入らなかったり。(テレビに出ていたりする人以外は)あまりお客さんが入らないんです」(ミュージシャン)

 

島の経済動向のなかでクリエイティブをどう生かすか

観光需要が好調な石垣島ゆえに起こる問題と、観光業におけるクリエイティブの利活用についても意見が出ました。

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「僕の地元はもっと過疎化が進んでるんですが、石垣の変化は気になります。移住して1年で開発などもすごい速さで進んでいて、内地で見るような風景と変わらなくなっている気がします」(ダイビングインストラクター)

「八重山諸島の観光PRをしているんですが、課題は冬場の誘客が難しいこと。やはり移動手段が飛行機か船しかないので、(交通アクセスの利便性に)打ち勝つ魅力を拾ってPRすることが大切かなと思います。私は石垣出身だけど分からないものも多いんです。講義を通して、生み出すことがクリエイティブだと学んだので、いろんな文化やものづくりを吸収して、発信していければと思います」(観光業)

「石垣の魅力を外にPRするのは大事だと思います。(高橋さんのプレゼンで紹介された)尾道のホテルもすごい。ああいったことが石垣でもできたらいいなと思うし、見せ方だなと思いました」(ロゴデザイナー)

「島の人の全員、観光を推奨するかというとそうではないんです。僕の村の豊年祭とかはいわゆる秘祭というやつで、村の人以外に見せるためにやってない。急激に観光化されると伝統文化の破壊も起こってしまいます」(ミュージシャン)

 

島のクリエイティブの可能性と自身の活動について

「課題についてはまだ見つかっていないので、(ラボのような)こういう機会を定期的に持てたらいいなと思います。自分自身は高校のころにデザインを目指して長野の予備校に通っていたんですが、東京で仕事をするデザイナーがきてくれたり、大学受験じゃない学びが出来て、そこで地元の良さを学んで東京に出れたのが大きかったです。5万人弱の島でできるか分からないですが、美術でも音楽でも目指している子どもたちに、島の中で教えてあげられるような場所ができてもいいのかなと思います」(グラフィックデザイナー)

「インターネットの世界は、地球規模で作って地球規模で売る、いわゆる地産地消と言われてます。その地球規模の反対として、石垣にはすごいつながりがあるような気がしていますが、それがなかなか見つけられない。少なくともネットと何かを組み合わせれば何かができるとかそういうことじゃなくて、マルチタレント的な人だとか、その人にしかできないようなものが本当に残っていくのかなと。そこで自分がどういうことができるのか、すごく考えますね」(文筆家)

「石垣に8年住んで『これできる人知ってるよ』『あの人はどう?』という繋がりから、仕事ができるようになってきたところがあります。ICFのメンバーになって、チームみたいな雰囲気も楽しいけれど、これから石垣がどんどん変化していく中で、クリエイター同士どういう風なつながりを持ってやっていけたらいいのかなと考えています」(デザイナー)

「これだけのメンバーがいて、真剣にやればできることがたくさんあるので、自分としてももっと厳しくやっていこうと思いました。5年ほど前から高校生と商品開発やってるんですけど、島の子ってすごいんです。こんなキラキラした子どもが日本にいるんだっていうのを毎回感じてるし、先生たちはそのままいけるって後押ししてあげたらいいと思います」(事務局スタッフ)

「事業を始めて1年半、石垣でクリエイティブで何ができるかという漠然としたなか、東京や台湾でのPRを含めて模索しながらやってきました。ラボを始めるきっかけは人材育成だったんですが、毎回、僕ら自身が学んでる部分もありました。今後も同じような形で進めていき、より実践的にやってけたらと思っているので、ぜひ参加していただけたらと思います」(事務局スタッフ)

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「観光化したら良いという意見もあれば、望まない意見もあるように、こういう機会に自分の中の課題を発表してみることで初めてわかることもあると思います。自分の課題は自分だけのものじゃなく、この島の課題だけでもないことに気づくことが大事。それをクリエイティブなマインドを持ってどう切り替えていくかっていうのを気づく機会をもっと増やしていくのが大事なのではとすごく思いました。今回、出てきた課題を逆転の発想で利点と考えたら、案外答えは近くに転がっているかもしれないですよね」(司会)

「僕は『人の出会い』かなと思います。人との繋がりのなかで雑誌も作られていて、人に出会って話していくなかで、『それいいね』というアイデアをもらって、形にしています。(第5回前半の)パリの話も、実は『パリ行きたいよね?』『パリに店あったらかっこよくない?』という話に始まって、そういう話をしているうちに、ある日突然、話がきてお店ができたりするんです。だから、何かやるときは気楽に考えて、でもやるときはしっかりと。先入観なくいろんな人に話をしてみて、その人の心を引き出して、自分の力にするような。まずは、人の出会いですね」(ゲストスピーカー 高橋さん)

 

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さまざまな分野で活躍するゲストスピーカーに示唆に富むお話をいただいた全5回のラボでは、全ゲストから共通した感想をいただきました。それは「石垣島はすでに魅力がたっぷり詰まっているので、地域活性化には有利」ということ。

そのことを象徴するかのように、ゲストのみなさんは日中、ICFクリエイターのアトリエを巡り、夜は島酒やヤギ汁を愉しみ……と、短い滞在期間中でも島を満喫されたご様子。第1回目から課題としてピックアップされていた「つながりをいかにつくるか?」についても、ラボ自体が引き寄せたゲスト、事務局、参加者たちとの間で、新たなつながりが芽生えつつあると言えそうです。

「こうした会を続けていきたい」という参加者の要望も多かったラボはこれで終わりではなく、ここで出たアイデアやヒントをもとに次の展開を目指していきます。今後のICFの動向に注目です。

 

(文・前花麻子/写真・中西康治)

【石垣島Creative Laboレポート 】vol.5「日本各地のクリエイティブ」by高橋俊宏さん(前編)

第5回目のゲストスピーカーは、「日本の魅力、再発見」をテーマにした雑誌『Discover Japan(ディスカバージャパン)』の統括編集長・高橋俊宏さん。誌面づくりを通して全国各地の「良いもの」に触れ、地方活性化にも積極的に取り組む高橋さんに、自身の体験や日本各地の事例についてお話しいただきました。

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高橋氏はまず参加者に尋ねます。「『Discover Japan』をご存知の方はいらっしゃいますか?」————ほぼ全員が挙手すると、「うれしいです。さっきも本屋さんに確かめに行ったらちゃんとあったから、安心したんです(笑)」と高橋さん。日本文化のバイブル的雑誌としての呼び名も高いこの雑誌を7年前に創刊した経緯について語ります。

 

北欧デザインに出会い、気づいた日本の魅力

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日本の伝統工芸、伝統芸能、食文化、風土などの毎回異なるテーマで日本の魅力を紹介する『Discover Japan』が創刊するきっかけは、実は「北欧」にあったと高橋さんは言います。 「雑誌『北欧スタイル』の取材のため、北欧在住の著名デザイナー、ハンス・J・ウェグナー氏の自邸を訪問したとき、彼の妻に『あなたの国の方が素晴らしいものがいっぱいあるのに、何しに来たの』と叱られたんです。邸宅内を見渡すと、蓑、ぼんぼり、こけし……と、日本の民具がありました。日本から遠く離れた国で慕われている日本の伝統文化に出会い、思いがけずその魅力に気づかされ、よその国のいいものを褒める前に、まず自分の国のいいものを紹介しなきゃいけないと思ったんです」(高橋さん)。

 

日本の魅力はどこにあるかというと、地方にある

北欧で日本の魅力に気づいた高橋さんは、その後『Discover Japan』を創刊。雑誌づくりを通して日本各地にある「良いもの」に出会います。「日本にはすばらしいモノがあって、世界に誇れる食文化がある。それを何が作ってるかというと、風土です。地域性からバラエティに富んだものができる。日本の魅力はどこにあるかというと、地方にあるんです」(高橋さん)。続いて、石垣島のヒントになるクリエイティブを活用した3つの地域活性事例を紹介します。

 

  • 地域の人を巻き込んだまちづくりの事例

産業振興のための尾道デニムプロジェクト、古民家をリノベーションしたみなとの宿、サイクロードの基点として魅力を強化・発信した「ディスカバーリンクせとうち」の事例。「クリエイティブがあるからこそ人が動くし、クリエイティブが街の役に立つ」(高橋さん)。

 

  • 食をテーマに場を生かした事例

石垣島や佐渡島などで開かれた「日本一贅沢な野外レストラン(DINING OUT)」の事例。食を通じて地方に残された美しい自然や伝統文化、歴史などをクリエイターらの手で再編集し、新たな価値を見出す地域振興プロジェクトは、「クリエイティブがあるからこそ付加価値が生まれる」(高橋さん)。

 

  • ものづくりを通して地域の魅力を発信した事例(富山県高岡市の事例)

富山県高岡市では、鋳物や漆器などの工芸都市で行われるクラフトコンペで地域のモノ作りのレベルアップをはかる。また、愛でるだけでなくそれを使って配膳したり(食と工芸の合わせ技)、工場見学などを行うクラフトツーリズムも実施。「観光客をつかまえるために竹やりを持って戦うんじゃなく、豊かな地域をどう磨いてって、それをしつらえて網に入ってもらうかだと思います」(高橋さん)。

 

クリエイティブの力で地域やものの魅力を発信

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日本各地で実施されているプロジェクトに参加者も興味深々。続いて、高橋さんはクリエイティブを使っていかに地域やものの魅力を発信するか、誌面づくりや、それに付随するプロジェクトのなかで実践している方法を紹介します。

 

<クリエイティブな切り口で見せる>

  • 背景にあるストーリーを伝える(本物には背景がある。その物語をクリエイティブ力で発信することで、興味をひく)
  • 細部にこだわる(数カット、美しい角度で、重量や細かいデータも盛り込んでイメージしやすく)
  • 時代の流れに合わせた価値観を取り入れる(西洋デザインとのコラボなどで、これまでになかった斬新な見せ方を)
  • 伝統工芸のような重いものこそ軽く、モダンに(愛でるだけでなく、使えるものへ。読者の近くへと落とし込む)
  • 使い方を指南する(読者が使いたくなるアイデアを紹介)

 

<クリエイティブでコトをおこす>

高橋さんも属する地場産業を広げるためのユニット「シンケン」の事例。ものづくり、流通、店づくり、PR、経営(ブランディング)と、プロを集めたチームを作り、それぞれの強みを活かす。

 

<地域ブランドをブランディング>

例)新潟県五泉市発で日本製ニットを復活させる取り組み

  • アパレルと雑貨の隙間を狙い、それまでになかったもの(この事例の場合はポンチョ)を作る
  • 覚えてもらいやすいよう「雪国だからこそ現代の蓑を作ろう」というストーリーを設定
  • 服飾店、雑貨店のどちらにも置いてもらえるよう、売り場までイメージしたプロダクトデザイン
  • 雑誌等の誌面で特集し広くPR

 

<メディアを活用した宿づくり>

例)「葉っぱ」の町・徳島県上勝町で宿をプロデュース

  • 予算をかけずに空間を演出するため、インテリアやアメニティ、料理などに季節の植物の“葉”を活用
  • 地元の魅力を散りばめるため地元の薬草を使った料理を提供し、器も地元の作家に製作を依頼
  • 宿を誌面で紹介し、その情報をつかってパンフレットを作成

 

<日本を飛び出し、パリで攻める>

例)パリにオープンしたセレクトショップ「Discovr Japan」でテストマーケティング

  • パリの日本ブームのなかで、あまり伝わっていない地場産業や伝統工芸などの良いものを情報発信する場として活用
  • パリで話題になることで、アジアや日本での評価があがることから「逆輸入」を狙う
  • 目利き人は「ものの背景」を知りたがるため、この場を活用してしっかり紹介
  • ものへの興味から「行ってみたい」につなげ、インバウンドへとつなげる

 

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「クリエイティブでの地域づくり」で重要なことは、「自分たちの価値を見つける」「本物へ磨きあげる」「価値の発信」の3つが重要であり、ものづくりや情報発信のどちらでもユーザーをイメージすることが大事だと高橋さんは言います。 講義の最後には、高橋さんから「石垣島には魅力的な素材がたくさんあって、恵まれた場所。クリエイティブの力で価値を高めてどーんとやるには、断然有利じゃないかなと思います。ぜひ日本の地域代表としてがんばってください!」と、石垣島へのエールが送られました。 講義の後半では、11月下旬からはじまった全5回の講義を通して感じたことを参加者全員が発表。第5回の後半にて紹介します。

 

(文・前花麻子/写真・中西康治)